受容について(その2)

受容とはどういうものかビジネスシーンの一例で見てみましょう
(例)
某会社でプレゼンテーションがあり、会社員Aさんは初めて発表をしました。
次の日、直属の上司Bさんは発表の終始とても緊張していたAさんを呼び出し、感想を聞きました。

①一般的な上司と部下の場合

上司B「昨日は緊張してたの?随分と時間がかかってしまっていたようだね」
部下A「すごく緊張しました。人前に出ることが苦手で…正直もう二度とやりたくないです」

上司B「うーんそうか、内容は良かったようだが聞いてる側としては、わかりずらかったねえ…仕方ない次はCさんにお願いすることにするかな」


②受容的態度のある場合

上司B「Aさん昨日は緊張しましたか」
部下A「すごく緊張しました。人前に出ることが苦手で…正直もう二度とやりたくないです」
上司B「どんな風に緊張しましたか?ドキドキしたのですか」
部下A「はい、心臓もドキドキでしたし、ずっと手が震えていました」
上司B「前の日からですか?」
部下A「実は3日も前から夜も眠れず食欲も無かったんです」
上司B「そうでしたか…  それではもし次回のプレゼン会場が今回より狭かったり、出席者の人数が少ないようなものならどうですか?」
部下A「それならやってみたいと思います」
上司B「他にも席の配置や照明等Bさんがやりやすい方法でやればいいですよ」
部下A「ありがとうございます」

いかがでしょうか

①よりも②の方が両者とも前向きで発展的な会話ですね

BさんはAさんの話を詳しく聞くことで、Aさんの精神状態をイメージして把握することができます。Aさんも上司に自分の気持ちをわかってもらえて安心し信頼関係ができます。上司と部下に信頼関係ができてくると、職場の雰囲気も良くなるでしょう。

詳しく聞くことはとても大切です。
「相手の気持ちを詳しく聞き出す=相手の精神状態のイメージを広げる」
聞き出す側が相手の精神状態をイメージすることで相手の立場に立つことが出来、相手を受け入れることができるんですね。受容が出来て初めて共感することができます。言い換えると、受容が出来ずに共感しても、うわべだけのものとなり信頼関係は築かれません。


【補足】上記のように話し合いの時間を充分に持つことに加えて、更に場所をいつものオフィスではなく上司の方からすすんで声かけして部下とオフィスの外に出、景色を見ながらやカフェなどでリラックスした雰囲気の中で会話すると良いでしょう

【注意点】
あくまでも、この例はビジネスシーンにおいての場合fです。受容する側は、個人的な内容(家庭問題等個人の抱えること)に触れないように。