人はみんな聞いて欲しいと思っている

私は、15年間ワーキングマザーとして接客業をしてきました。喫茶店のウエイトレスだった頃は、おひとりで来店されたお客様と雑談をしました。他の色んな商品の販売レジ業務でも、たとえほんの短時間でも会話を交わします。いつも叱咤激励をいただき、色んな勉強ができました。

特に病院内勤務で感じたことは、本当にみなさん良くお話されると言うことです。最初は、病気のこと、医療用品等の説明、症状や術前術後の食事内容等を、何故医師や看護師に聞かず私たち販売員にお聞きになるのか?不思議で仕方がなかったのです。確かに医師や看護師さんからの説明は当然あるでしょう。しかし、そこには同時に、忙しくされているという現実、対等でないという感覚((実際は対等かもしれませんが、遠慮があったりするようです)があるため、患者さんやそのご家族の方のお気持ちは、私たちには専門的な内容について的確な答えを求めているのではなく、痛みや悩み、不安を聞いてもらい一緒に考えて欲しい、そして私たちから「大変ですね、お辛いでしょうね」「お大事になさってください」と言ってもらい安心することなのだと気付いたのです。

言葉が不自由な方も、身体が辛くしゃべりにくい方も、痴呆のある方も、必ず自分の話を聞いて欲しいと思っています。

販売員にはじっくりと聞くと言う時間はないこともほとんどでしょう。でも、少しづつでも意識して実践することは可能です。

それが結果的に、自分の接客業のモチベーションを上げ、自分が成長していく重要ポイントだと思います。