内なるパワー

前回の記事の中に、「私を含むアートセラピーのスクールの同期生みんなは、絵を書く回数が増える度ににだんだん濃く塗るようになっていった」とお伝えしました。これは「ここを薄く塗りたい」「ここは濃く塗りたい」という思いが絵に顕著に表れていったということです。つまり、表現力が豊かになっていったのです。

更に、色の濃淡の表れとともに、色の使い方、タッチの種類、描く物の種類、形状も比例して豊かになっていきました。アートセラピーでは、描かれた木はパワーを表します。木の本数、木の枝や幹の太さ等にパワーが表れます。これも、濃淡同様、先に講師に教わって意識して書いたのではなく、自然と作品に表れていきました。
実は、ある日、自分が書いた木だらけの絵を見て、とてもびっくりした経験があります。その驚きと同時に「こんなことがしてみたい」「何かワクワクする!!」という気持ちが沸き起こったんです。このようなことからアートセラピーは、内に秘められている自己のパワーを引き出してくれるきっかけになると言えるのではないでしょうか。